医・生物ラマンプロジェクトセンターの公開講座を実施しました

公開日 2019年07月26日

 島根大学 医・生物ラマンプロジェクセンター(センター長:山本達之教授(生物資源科学部))の公開講座「新しい医療診断技術『ラマン分光法』とは何か?-QOLの高い医療診断を目指して」を、7月13日(土)に実施しました。 石垣 美歌 助教(戦略的研究推進センター、医・生物ラマンプロジェクセンター)は、ラマン分光法の発見の歴史や原理および島根大学の研究の取り組み全体について紹介しました。ラマン散乱現象を発見したC.V.ラマン教授が、この現象を発見したきっかけや、実際の実験の様子などを、分かりやすく説明しました。また、島根大学で行われている重点研究や、プロジェクトセンターの取り組みについて、解説を行いました。
 次に、ヘマンス助教(研究推進室)と岩﨑啓太氏(鳥取大学大学院連合農学研究科博士課程3年)が、持ち運び可能なラマン分光装置(ポータブルラマンアナライザー)を用いて、種々の物質のラマンスペクトル測定のデモンストレーションを行いました。研究に用いられている、大型のラマン分光装置の見学会も行いました。初めて、ラマンスペクトル測定の様子を見た受講者は、その様子を興味深く観察していました。参加者は、ラマン分光法への理解と関心が深まった様子でした。
            公開講座受講者にラマン分光法について解説する 石垣 美歌 助教
            公開講座受講者にラマン分光法について解説する 石垣 美歌 助教
            【本件のお問合わせ先】山本達之 研究室 TEL:0852-32-6551