附属図書館企画展で 歴史文化遺産プロジェクトが成果の一部を展示!

公開日 2005年01月19日

 島根大学附属図書館本館(松江キャンパス)にて「絵図の世界-出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図-」と題して,企画展が開催(期間:11月21日~12月2日)された。 この企画展において,本機構の萌芽研究部門「島根県における歴史的文化遺産の景観復原に関する学際的研究」が成果の一部を一般公開した。
 本研究プロジェクトは江戸時代後期の城下町松江の町絵図をはじめ,広島大学図書館所蔵明治時代の初期の地籍図(石見銀山・出雲大社・松江)をデジタル化し,島根の歴史的文化遺産の復原を行うことによって,島根県の文化・社会の特徴を総合的に明らかにすることを目的としている。 今回デジタルコンテンツ化し公開されたのは,島根県松江市白潟本町や寺町,大森市街(現在の島根県大田市大森町)などで,訪れた人々はパネルを自由に操作し,絵図をじっくりと鑑賞していた。

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写真:デジタルコンテンツ化された絵図

 また,26日には学生よる展示説明会と講演会が開催され,講演会には約160名もの方が参加し,大盛況であった。  期間中は本研究プロジェクトのデジタルコンテンツ化された絵図だけでなく,隠岐国や桑原文庫の絵図なども公開されており,大変貴重な絵図を鑑賞できるよい機会となっている。

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講演会の様子【左:舩杉力修法文学学部助教授】