産学官が共同研究、島根県特産西条柿の「柿の実エキス」が発売!

公開日 2006年01月30日

 本機構の重点研究部門「健康長寿社会を創出するための医工農連携プロジェクト」の板村裕之生物資源科学部教授と島根県、ヤマノ(株)(安来市)、(株)チャオ(出雲市)が共同研究・開発した「柿の実エキス」が4月1日(土)、(株)クロレラサプライ(出雲市)より発売された。
 発売された「柿の実エキス」は島根県の特産品である西条柿を使った健康食品で、お酒の悪酔い防止効果だけでなく、高血圧防止などの効果があるタンニンと呼ばれる柿ポリフェノールをカプセルで簡単に摂取できるというものである。1日の摂取目安量は3~6カプセルで、柿の実エキス510~1,020mgを摂取可能である。
 「柿の実エキス」は全国一の栽培面積を有する県の特産品である西条柿(愛称:こづち柿)の高付加価値利用を目指し、県の新産業創出プロジェクト推進事業の健康食品産業創出プロジェクトとして島根県農業技術センター加工部(旧しまねの味開発指導センター)と本プロジェクトが2003年から共同研究を開始した。そして昨年、柿の実の成分に一定の悪酔い防止効果があることを確認し、(株)チャオとヤマノ(株)に製造を打診、ヤマノ(株)が粉末化、(株)チャオがカプセル詰め、(株)クロレラサプライが販売を担当し商品化となったものである。
 飲み方、効能などのお問い合わせは「健康長寿社会を創出するための医工農連携プロジェクト」(E-mail: choju@life.shimane-u.ac.jp)まで。

kakiekisu.jpg
商品名:柿の実エキス
販売元:株式会社クロレラサプライ

写真:柿ポリフェノールが簡単に摂取できる柿の実エキス