島根大学・寧夏大学国際共同研究所に現地スタッフを派遣

公開日 2006年01月30日

 島根大学では,研究交流を行っている中国寧夏大学の構内にある「島根大学・寧夏大学国際共同研究所」に,今年6月から現地の常駐職員として井口隆史研究所長, 神田嘉文研究員の2名を派遣することを発表した。
 同研究所は,平成16年に設置され,翌年9月には新研究棟が完成。この度,顧問・所長 副所長を両大学から選出し,運営体制を整えた。本学からは,顧問に保母武彦名誉,所長に井口隆史名誉教授,副所長に廣嶋清志法文学部教授が就任した。
 井口所長は,研究所設立のきっかけとなった1978年の寧夏回族自治区学術調査のメンバーで,長年,都市と農村の格差問題や環境問題に取り組んできた。「研究のサポートを充実させると共に,長年の研究の集大成を行いたい」と抱負を述べた。
 今回の現地常駐職員派遣により,本格的な研究交流だけでなく,人材育成,また日中の交流発展が期待される。

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写真:記者発表する井口所長(中央)