汽水域重点プロジェクト・テキサス水環境プロジェクト 研究交流会を開催!

公開日 2006年01月30日

 7月5日(水)、本機構の重点研究部門「汽水域の自然・環境再生研究拠点形成プロジェクト」(以下、汽水域重点プロジェクト)と特定研究部門「テキサス水環境プロジェクト」の合同の研究交流会が松江市のテクノアークしまねにおいて開催された。
 本研究交流会は、各プロジェクトの経過や研究成果の報告を行い、広く産業界との取り組みができるよう交流を深めると共に産学官連携推進を図ることを目的として開催されたものである。
 研究成果発表を行ったのは、汽水域重点プロジェクトの水質浄化用高機能材料チームと底質活用チーム,テキサス水環境プロジェクトで、このうち、水質浄化用高機能材料チームは多自然型高機能材料として、 湖岸の自然環境再生のための機能性ヨシ基盤、藻場造成のための海藻易着藻礁、固定環境改善のためのリン吸着履砂材の3つを発表した。 また、低質活用チームは、汽水湖に堆積するヘドロの再利用技術の開発について、課題はあるものの、ヘドロの炭化水素資源化が可能であると発表した。
 このほかに「都市エリア産学官連携促進事業から地域新生コンソーシアム研究開発事業への歩み」と題した講演や、 島根県農林水産部からの「バイオマスの利活用の促進について」話題が提供された。これまでの研究報告会とは異なり、 大学の研究成果を紹介しながら産学官交流をねらいとした新しい研究交流会となった。

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