山陰中核地域ものづくりフェア2006に出展しました!

公開日 2006年01月30日

 「世界へ発信!元気な山陰!」をテーマに、山陰の技術・製品を紹介する「山陰中核地域ものづくりフェア2006」が12月8日(金)~10日(日)に、鳥取県米子市で開催され、本機構からも重点研究部門「健康長寿社会を創出するための医工農連携プロジェクト」(以下、健康長寿プロジェクト)、同部門「S-ナノテクプロジェクト」(以下、Sナノプロジェクト)が出展した。
 このうち健康長寿プロジェクトは、島根県の特産品である西条柿に含まれ悪酔い防止効果をもつタンニンを簡単に摂取できるカプセルを紹介するとともに、宍道湖岸等に自生するハマダイコンを栽培化し「出雲そば」の薬味などとして利用推進し地域特産物化を進めていることを紹介した。また、同プロジェクト骨加工グループは、メインステージにおいて「自家骨を用いた骨スクリューによる新しい骨折治療法の開発」と題して、プレゼンテーションを行い、新たな骨折治療法の紹介や実用化に向けた取り組みはもちろんのこと、更なる発展を目指し、新しい技術連携を行いたいと参加企業に呼びかけた。
 Sナノプロジェクトは、医療用超音波エコーやインクジェットプリンターなどに使用される圧電材料を紹介。現在用いられている材料が鉛を含むため、環境問題の観点から、鉛を含まない代替材料の開発が急務となっている現状を説明。独自に見出し特許申請を行ったBaTi2O5とKF添加BaTiO3の2種類のチタン酸バリウム系新規強誘電・圧電材料などを紹介した。  フェアでは多くの方々に島根大学の最近の取り組みを知っていただくことができ,実に有意義な3日間となった。

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注目をあつめた新たな骨折治療法(プレゼンテーションにて)