第8回産学官連携推進会議に出展しました。

公開日 2008年02月02日

 6月20日(土),21(日)に,第8回産学官連携推進会議(主催:内閣府,総務省,文部科学省,経済産業省,(社)日本経済団体連合会,日本学術会議)が国立京都国際会館で開催されました。産学連携センター,プロジェクト研究推進機構から「S-匠ナノメディシンプロジェクト」と「地域資源循環型社会の構築―持続可能で活力ある地域を目指して―」が出展し,企業や専門家と日頃の研究成果や取り組みについて情報提供し交流を深めました。
 S-匠ナノメディシンプロジェクトでは,「低コスト」「簡易」「実用性」を兼ね備えた材料をもとにした「安心」「安全」で高機能な独自のナノ医療材料の開発として,癌の早期診断等にも応用できる酸化亜鉛蛍光標識剤やナタデココ,ハイドロジェルなどの医療応用技術の研究や産学官連携への展開について紹介しました。

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S-匠ナノメディシンプロジェクトメンバー

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説明の様子(S-匠)

 地域資源循環型社会の構築プロジェクトでは,今月14日に発足したNPO法人「菌体肥料・未利用有機資源 利用促進協会」の代表発起人である生物資源科学部松本真悟准教授が代表となり,「高温好気発酵分解法 による有機性廃棄物の減容化とその展開」をテーマに展示を行いました。 株式会社ミシマと共同で研究開 発した,汚泥や畜産廃棄物,生ゴミを杉チップを加えた発酵分解装置で効率的に処理する仕組みや,その分解残渣を農産物栽培の有機質肥料(菌体肥料)に利用するリサイクルモデルとして,東出雲町揖屋干 拓地のキャベツ栽培について紹介しました。

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地域資源循環型社会の構築プロジェクトのメンバー