S-匠ナノメディシンプロジェクト「JST成果報告会」で成果発表

公開日 2009年02月02日

 11月19日(木)の午前,くにびきメッセの国際会議場において「平成21年度JSTイノベーションプラザ 広島研究成果報告会~地域発の新産業をめざして~」が開催されました。
 JSTイノベーションプラザ広島館長 佐々木博司氏の挨拶に続いて,「育成研究」成果報告として,藤田恭久 教授(総合理工学部)他による「酸化亜鉛系薄膜成長用MOCVD装置の開発」の発表が行われ,世界に先駆けて開発した酸化亜鉛用MOCVD装置とトップレベルの酸化亜鉛薄膜の特性について報告されました。
 また,「シーズ発掘試験」研究成果報告として,中村守彦教授(産学連携センター地域医学共同研究部門) による「酸化亜鉛(ZnO)ナノ粒子による癌診断の技術開発」,秋重幸邦教授(教育学部)による「高い誘電率と 高い圧電定数をもつ鉛フリーな新規材料の応用」に関する発表が行われました。
 イノベーションプラザ広島総館長 竹林守氏(元マツダ(株)会長)の閉会挨拶では,本学の研究に対する高い 評価と今後の期待が述べられました。
 これらの研究は第1期重点研究プロジェクトの成果が採択されたもので, シーズ発掘試験の2件の成果は現在 実施しているS-匠ナノメディシンプロジェ クトにも活かされています。

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「育成研究」成果報告の様子

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「育成研究」の成果報告を報告する藤田恭久教授

(プロジェクト研究推進機構 西本尚己研究員の発表)

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「シーズ発掘試験」の成果報告を報告する中村守彦教授(左)と秋重幸邦教授(右)