第9回医用分光学研究会の開催と優秀ポスターの受賞について

公開日 2011年02月13日

 平成23年11月11日(金)~13日(日)、第9回医用分光学研究会(実行委員長 山本達之生物資源科学部教授)が本学との共催により、松江キャンパスで開催されました。
 医用分光学研究会は、医療現場への分光学の実用的な応用を目指して、2004年に発足した新しい研究会です。これまでの8回は全て首都圏で開催されてきましたが、本学の関連研究のアクティビティーの高さが評価され、初めての地方開催の場所として、本学が選ばれました。本学の関連研究の高いアクティビティーの背景には、一連のナノテク関連重点研究プロジェクト(現「S-グリーン・ライフナノ材料プロジェクト」,プロジェクトリーダー:藤田恭久総合理工学教授)や、その参加者が中心となって一昨年度発足した「島根大学医生物ラマン研究会」の活動などがあります。
 第9回大会には、医理工農などの幅広い関連分野の研究者が延べ200人以上参加し、口頭およびポスター発表が多数行なわれ、活発な議論が交わされました。本学からも、医理工農連携プロジェクトの大学院教育の研究成果などが多数発表されました。また,本学との研究交流が深いノーステキサス大学のArup Neogi教授をお招きして、「Novel In vivo Bioimaging marker using nonliear optical spectroscopy of ZnO nanoparticles」の題目で特別講演をしていただきました。学会最終日に「表面処理による酸化亜鉛の蛍光特性の改善」の題目でポスター発表された本学大学院医学研究科の出口友季さんの研究発表が、見事、優秀ポスター発表賞を受賞されました。

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会場の様子
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優秀ポスター発表賞を受賞した 出口友李さん(島根大学医学研究科)
         と 大谷 浩 医学部長(右)