S-グリーン 藤原純子助教(学内講師)が日本法医学会学術奨励賞を受賞

公開日 2012年02月14日

 本学医学部法医学講座の藤原 純子 助教(学内講師)が,平成24年6月8日(金)に浜松で開催された日本法医学会総会において,日本法医学会学術奨励賞を受賞しました。  
 この「日本法医学会学術奨励賞」は,法医学会の若手の中でも特に司法解剖業務だけでなく研究論文のレベルが高く研究業績に秀でた研究者に贈られる賞で,医師ではない藤原助教の今回の受賞は大変珍しく栄誉あることです。
 8日の法医学会総会で,藤原助教は自身がメンバーの一員として研究活動を行う,本学重点研究プロジェクト「S-グリーン・ライフナノ材料プロジェクト」の関連研究「マイクロチップ電気泳動を用いた高感度迅速簡便な血清DNaseI活性定量法の開発に関する研究」についての成果発表を行いました。  
 ナノテク等の医療応用を目指す重点研究の成果は,法医学における迅速確実な死因決定への新たな方法論として成功しつつあります。ナノテク技術を応用することでDNase Iの迅速高感度開発が実現できれば、臨床医学的には心筋梗塞の救命率が上がり、法医学的には死因の診断に大変精度が増すことが期待されます。 来年度に北海道で開催される日本法医学会総会では,藤原助教の学術奨励賞受賞講演が行われる予定です。


(左から 福島県立医大 平岩理事長,藤原純子助教,浜松医大 鈴木大会長,
医学部法医学講座 竹下治男教授)