ナノメディシン国際シンポジウムを開催

公開日 2012年02月14日

 重点研究部門「S-グリーン・ライフナノ材料プロジェクト」(研究代表者:藤田恭久 総合理工学研究科教授)では,平成24年11月29日(木)〜12月1日(土)の3日間,日本ナノメディシン交流協会等との共催で第6回ナノメディシン国際シンポジウムを開催しました。

 本シンポジウムは,ナノテクノロジーを医療に応用するという新しい分野に関する国際シンポジウムであり,米国国立衛生研究所の小林久隆先生,米国Texas Christian UniversityのZygmunt Gryczynski教授,中国科学院の万立教授,台湾中央研究院の王玉麟博士など著名な研究者による特別講演が行われました。本学からは藤田恭久教授(総合理工学研究科)のシンポジウム基調講演をはじめ,山本達之教授(生物資源科学部),頓宮美樹助教(総合科学研究支援センター)が招待講演を行い,島根大学のナノメディシンに関する研究成果を発表しました。

 また,30日にはALS(筋委縮性側索硬化症)の治療技術の進歩の現状に関する特別セッションを行い,本学の小林祥泰学長が基調講演を行いました。ALSの研究者によるパネルディスカッションでは,会場のナノメディシンの研究者との活発な議論が行われ,難病に立ち向かうために様々な分野の研究の研究者に有益な情報が得られました。

 ポスターセッションでは,多くの研究発表が行われ,本学の吉清恵介助教(生物資源科学部)が「シリカコート酸化亜鉛ナノ粒子への抗体修飾」に関する研究発表でベストポスターアワードを受賞しました。
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藤田教授のシンポジウム基調講演

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山本教授の招待講演

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頓宮助教の招待講演

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小林学長による特別セッション
基調講演

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パネルディスカッションの様子
(司会:本学小林学長)

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吉清助教がベストポスターアワードを受賞
(隣は日本ナノメディシン協会の宇理須会長)