「松江まちあるきオープンデータソン」を開催しました

公開日 2014年02月14日

 島根大学Ruby・OSSプロジェクトセンターではオープンデータを活用した教育・研究と地域貢献を進めていますが、松江市との共催でオープンデータとオープンソースを活用したイベント「松江まちあるきオープンデータソン」(2014年12月23日)を開催しました。これは参加型の地図作成ツールのOpenStreetMapとマップ編集ソフトを活用して、学生・市民がまち歩きをしながら集めたデータをマッピングしていくという取組で、島根大学の学生や市民約30名が参加しました。今回は松江駅周辺のAED(自動体外式除細動器)情報を集め、これを地図上にマッピングしていきました。
 まず午前中は、OpenStreetMapの日本での作成・拡充を進めている一般社団法人オープンストリートマップファウンデーションの東修作さんからOpenStreetMapとマッピングアプリの利用方法の説明を受け、午後からはOpenStreetMapに地図を書き加える【地図班】と、まち歩きをしてAEDの情報を集める【まち歩き班】に分かれて活動し、最後は合流して、【まち歩き班】が集めた情報を【地図班】が地図上にマッピングをし、その成果を発表する【マッピングパーティ】を行いました。
 OpenStreetMap上にはまだ島根大学松江キャンパスの建物情報がなかったのですが、今回の【地図班】の作業でその多くを描くことができました。【まち歩き班】も実際に街中を歩いていくことでAEDの位置情報の他に、利用可能時間帯や公開の可否などの情報も集めることができました。そして【マッピングパーティ】により地図上にAED情報が次々と掲載されていきましたが、この情報はオープンデータとして公開されています。今後はOpenStreetMap上で松江駅周辺のAED情報を検索することもできますし、またデータ利用したアプリケーションの開発などに活用していくことができます。今後も継続した取組が期待されます。


【まち歩き班】によるAED情報収集
ファウンデーションの東修作による説明


オープンストリートマップ


【マッピングパーティ】と発表の様子