本学ナノプロジェクトセンターの藤田恭久センター長とLin助教が招待講演を行いました

公開日 2015年02月14日

 平成27年6月19日(金)~6月20日(土)に中国医科学院基礎研究所,北京協和医学院基礎学院で開催された第3回中日ナノメディシンシンポジウムにおいて,本学ナノテクプロジェクトセンターの藤田恭久センター長とLin Jie助教が招待講演を行いました。  本会議は日本と中国のナノメディシン分野の研究交流のために平成25年の第1回シンポジウム(南京)から,中国と日本で交互に開催されています。今回は再生医療や3次元イメージングなど先端的な研究について日本から16件,中国から14件の講演がありました。  
 島根大学からは藤田センター長が重点研究「島根大学のシーズを活かした学際的新規医療技術開発拠点の確立」で実施している酸化亜鉛ナノ粒子の光触媒効果による殺菌性とその医療応用について講演を行いました。また,Lin助教が近赤外光を可視光に変換する技術である酸化亜鉛ナノ粒子の第2高調波発生の効率を高める研究について報告しました。この技術は生体の3次元イメージングに用いられる近赤外光による2光子レーザー顕微鏡の問題点である強いレーザー光による生体へのダメージを緩和するものです。これらの発表を通して,中国と日本におけるナノメディシン分野の先端研究者と交流が深まりました。


北京協和井学院

藤田センター長による島根大学の紹介

酸化亜鉛を用いた近赤外光によるイメージング技術について講演するLin助教

座長を務めるLin助教