公開日 2018年06月18日
平成30年5月26日(土)~5月28日(月)に松江市のホテル白鳥および島根大学松江キャンパスにおいて,第6回日中ナノメディシンシンポジウムを開催しました(主催は日本ナノメディシン交流協会,島根大学ナノテクプロジェクトセンター,島根大学医・生物ラマンプロジェクトセンター,島根大学重点研究「医療診断応用研究を中心に据えたラマン分光法の医理工農連携研究」)。本シンポジウムにおいて,実行委員長は本学ナノテクプロジェクトセンターの藤田恭久センター長が,事務局は生物資源科学部の吉清恵介准教授が務めました。
本会議は日本と中国のナノメディシン分野の研究交流のために平成25年の第1回シンポジウム(南京)から,中国と日本で交互に開催されています。今回はナノ医療に関する先端的な研究に携わる91名の参加者が集まりました(中国から教員22名,学生16,国内から教員27名,学生25名,企業から1名)。
5月26日,27日のホテル白鳥におけるシンポジウムでは,本学 秋重幸邦副学長による開会の挨拶の後,医学部の木下芳一教授による臨床現場でナノメディシンを必要とするニーズについての基調講演が行われました.それに続き,東京大学の浦野泰照教授,中国東南大学Ning Gu教授による特別講演,本学ナノテクプロジェクトセンターのLin Jie助教による酸化亜鉛ナノ粒子の第2高波発生に関する招待講演など,日中のナノメディシン分野における代表的な研究者による35件の講演が行われました。5月28日には会場を島根大学松江キャンパスに移し,本シンポジウムでは初めての試みである日中の若手研究者と学生の交流会を開催しました。本交流会では名古屋大学の宇理須 恒雄 特任教授(日本ナノメディシン協会会長)と島根大学生物資源科学部の山本達之教授(医・生物ラマンプロジェクトセンター長)による特別レクチャーの後,ポスターセッションを開催しました。ポスターセッションの後は,本学学生が松江城を案内するなど学生の国際交流を深めました。
本シンポジウムを通して中国と日本におけるナノメディシン分野の先端研究者・学生間の相互理解を深めることに貢献できました。2019年の第7回シンポジウムは中国・西安市の西北大学で開催されます。
秋重幸邦副学長の開会挨拶の様子(ホテル白鳥)
医学部の木下芳一教授による基調講演
シンポジウム参加者の集合写真
医・生物ラマンプロジェクトセンター長の山本達之教授による特別講演
若手研究者と学生のポスター発表(島根大学松江キャンパス)
若手研究者と学生の交流会(島根大学松江キャンパス)
【本件に関する問合せ先】藤田研究室 TEL 0852-32-6257