公開日 2018年06月29日
6月6日(水)、7日(木)に島根大学たたらナノテクプロジェクトセンター長の大庭卓也教授(総合理工学部)が、ルーマニアの文教都市であるヤシ市に位置する公立大学であるGheorge Asachi工科大学に招待され、「Traditional Steel Making, Tatara and Utilization of Martensite to Japanese Swords(伝統的鋼の作製法、「たたら」と日本刀におけるマルテンサイトの活用)」、「Application of Crystal Orientation Fitting Method in Ferrous Martensite(鉄鋼材料のマルテンサイトの結晶方位フィッティング法の応用)」というテーマで3回の講演を行いました。2006年のマルテンサイトの国際会議以来、互いに知り合っていた同大学の研究者から、昨年度の国際会議の際に招待するという話が具体的になり、今回の講演を行うことになりました。講演にはルーマニアの教員、研究者、大学院生らが多数参加し、大庭教授は伝統的なたたら製鉄や日本刀の歴史、金属材料マルテンサイトの日本刀への利用、マルテンサイトの結晶方位決定手法の応用等について約1時間の講演を行い、多くの質問に答えました。
講演の様子は、地元の新聞等で紹介されました。
大庭 卓也 教授の招待講演の様子 意見交換の様子
講演に聞き入る参加者たち
【本件に関する問合せ先】大庭研究室 TEL 0852-32-8894