公開日 2018年07月04日
平成30年6月28日(木)に,インド大使館の科学技術部の参事官,プルニマ・ルパル博士が,島根大学戦略的研究推進センターの医・生物ラマンプロジェクトセンターの見学をされました。本センター長の山本達之教授とヘマンス・ヌータラパティ助教が同センターの施設案内を行った後,ルパル参事官は秋重幸邦理事と出口顕副学長を表敬訪問されました。表敬訪問には,国際交流センターの青晴海教授,山本教授,ヘマンス助教も同席しました。インド大使が本年5月に松江を訪問した際に,島根大学に医・生物ラマンプロジェクトセンターがあるということに興味を持ち,ルパル参事官に同センターの研究について詳細説明を受けるよう指示された結果,今回の訪問の運びになりました。
ルパル参事官は,自身が所属しているインドの科学技術省(CSIR)の活動の概説をされました。CSIRは,インドの科学技術全般を監督する部門で,日本の文科省に相当することや,既に日本の幾つかの大学(東京大学,九州大学,広島大学など)や研究所(理研,産総研,JAXA,JAMSTECなど)と,インドの施設との交流を仲立ちされた実績などの説明がありました。島根大学に,インドのノーベル賞受賞科学者であるラマン教授の名前を冠した施設があることは,インド人としてとても誇らしいことで,ラマン分光法に関する研究が更に発展することを希望する旨を述べられました。今後、島根大学が進めているケララ州との交流を更に拡大して,インドとの包括的な交流に発展することが期待されます。
集合写真 秋重理事にお土産を渡すルパル博士
会談するルパル博士
【本件のお問合せ先】山本達之 研究室 TEL:0852-32-6551
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