公開日 2019年02月19日
「ジオ」は「地球」や「大地」という意味で,ジオパークでは,ツアーなどを通じて私たちが住む地域や地球のことを楽しみながら学ぶことができます.2017 年12 月22 日に松江市・出雲市をエリアとする「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」が日本ジオパークに認定されました。島根大学ジオパークプロジェクトセンターは,島根県のジオパークを知ってもらい,学術的価値を高めるため,様々な研究・教育・普及活動に努めています。
今年度のシンポジウムでは,島根半島・宍道湖中海ジオパークにおける魅力をより深く知っていただくため,具体的なジオツアーをいくつか紹介します。シンポジウムでは小泉八雲記念館の館長で,小泉八雲氏の曾孫である小泉凡氏に「島根半島・宍道湖中海ジオパークの小泉八雲の足跡を訪ねて」という題で基調講演していただき,題名のとおり,小泉八雲氏が訪れて,実際に見たジオサイトの魅力を講演していただきます。その後,松江市ジオパーク推進室の三代隆司氏に島根半島の四十二浦を徒歩で1週間かけて巡った経験をもとに新たな島根半島の魅力を講演していただきます。最後に,当センターが今年度に開催したジオサイトの探訪会について紹介します。これらのジオツアーを通じて島根半島・宍道湖中海ジオパークの魅力を再発見していただきます。
【日時・場所等】
開催日:平成31年3月17日(日)13:30〜16:30
場所:松江テルサ4F,大会議室
対象・定員:一般・120名
参加無料・事前申込み不要
共催:島根半島・宍道湖中海(国引き)ジオパーク推進協議会
後援:島根大学総合博物館,小泉八雲記念館,島根半島四十二浦再発見研究会
備考:なるべくバスなどでお越しください.午前中はまつえレディースハーフマラソン開催のため,交通規制があります。
【プログラム】
13:30-13:35 開会挨拶,秋重幸邦(島根大学学術研究・地域連携担当副学長)
13:35-13:40 シンポジウムの趣旨,入月俊明(ジオパークプロジェクトセンターセンター長)
13:45-14:45 基調講演「島根半島・宍道湖中海ジオパークの小泉八雲の足跡を訪ねて」
小泉 凡(小泉八雲記念館館長)
14:45-15:00 休憩
15:00-15:30 島根半島の浦々をめぐって,三代隆司(松江市ジオパーク推進室)
15:30-16:20 島根大学ジオパークプロジェクトセンターの探訪会から見たジオツアーの魅力
15:30-15:40 ジオパークプロジェクトセンターの探訪会について,入月俊明
15:40-16:00 今年度の探訪会から:猪目洞窟周辺のジオと古代人の生活,会下和宏(島根大学総合博物館副館長)
16:00-16:20 今年度の探訪会から:晩秋の華蔵寺と大根島,辻本 彰(ジオパークプロジェクトセンター副センター長)
16:20-16:30 質疑応答,閉会の辞
司会:大平寛人(島根大学学術研究院環境システム科学系)
ジオパークシンポジウムチラシ(5MB)
【お問い合わせ先】
島根大学ジオパークプロジェクトセンター 辻本 彰
TEL&FAX:0852-32-9876 E-mail:tsujimoto@edu.shimane-u.ac.jp