健康長寿プロジェクトの骨加工部品創製チーム 「UBSスペシャルアワード」の医療・福祉部門賞を受賞!

公開日 2005年01月19日

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9月27~29日に東京国際フォーラムで開催された,「イノベーション・ジャパン2005」において、本機構の重点研究部門「健康長寿社会を創出するための医工農連携プロジェクト」 の骨加工部品の創製チームが研究課題「『骨には骨を!』マイクロファクトリーでやさしい手術」で 「UBSスペシャルアワード」の医療・福祉部門賞を受賞した。
 本アワードは、『イノベーション・ジャパン-大学見本市』における大学ゾーン全出展者の中から、 「ナノテクノロジー・材料」「ライフサイエンス・バイオ」「医療・福祉」「IT」「環境・エネルギー」「製造技術・ロボット」の6分野に分けて、 日経BP社の専門ジャーナリストが、ビジネスとしての可能性、発展性、将来性を考慮して、UBS賞候補を選考。 その中から、UBSアワード評価委員会が、最もビジネスの可能性を感じる研究成果として、UBS賞を選出するものである。  本研究課題の手術システムは、1)患者自身から小骨片を取り(感染の危険性なし)、 2)手術中にマイクロファクトリー(特許出願済、医師が操作可能)で骨製スクリューを作製し、 3)骨折を固定すると(専用の器具は特許出願済)、4)患者体内で骨製スクリューが生きた正常な骨に置き換わる。 従来は2回の手術を要するが、1回の手術で治る患者にあわせたテーラーメイド医療材料が作製できるというものであった。

【写真:UBSスペシャルアワードの医療・福祉部門賞を受賞した骨加工創製チーム】