「21世紀出雲産業見本市2005」に骨加工部品創製チーム出展

公開日 2005年01月19日

 11月12日,13日の両日に出雲ドームで開催された「21世紀出雲産業見本市2005」(主催:出雲市,21世紀出雲産業見本市実行委員会)に本機構の重点研究部門「健康長寿社会を創出するための医工農連携プロジェクト」の骨加工部品創製チームが株式会社ナノとともに出展した。 出展研究課題は「『骨には骨を!』マイクロファクトリーでやさしい手術」で,患者自身の骨から骨折治療で使うねじを手術室で短時間に加工するというものである。
 来場者の多くは地域住民の方々で,実際に骨折手術を受けたことのある方からは「いつから人間の治療が開始されるのか」 「骨粗しょう症でも手術できるのか」など実際的な質問が寄せられた。また,行政機関の関係者からは,事業化計画や先行技術との違いなどの質問も寄せられ, 本研究プロジェクトへの関心の高さがうかがえた。
 今回の出展メンバーである森隆治医学部講師は,「島根大学の成果を地域の方に説明し,還元していく必要があることを再認識させられた。」と感想をもたれた。

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熱心に研究課題を見る来場者