S-ナノの藤田恭久助教授がJSTの「実用化のための育成研究」に採択

公開日 2005年01月19日

 S-ナノテクプロジェクトの藤田恭久助教授(総合理工学部)が研究課題「酸化亜鉛系薄膜成長用MOCVD装置の開発」で、科学技術振興機構(JST)の「平成17年度実用化のための育成研究」に採択された。
 採択された研究課題は,Sナノテクプロジェクトの中心テーマの一つである酸化亜鉛についての研究で、有機金属気相成長(MOCVD)により低温成長が可能な酸化亜鉛(ZnO)の成長方法による技術を用いて、 高品質なZnO薄膜を生産性良く均一に、かつ安全に作製できる有機金属成長装置の研究開発を行うというものである。
 本制度は、大学や国公立試験研究機関等の独創的研究成果のうち実用化が望まれる技術について研究課題を募集し、大学等の研究者,事業化を推進する企業および科学技術振興機構が雇用する研究員等が共同で、実用化に向けた試験研究を実施するものである。
 今年度は全体で244件の応募があり、研究成果活用プラザおよびJSTサテライトの技術評価委員会において、研究課題の新規性および優位性、実用に向けた研究として研究実施計画の妥当性等を評価項目として評価を行い、34件の新規採択課題が決定した。