プロジェクト研究推進機構「平成17年度研究成果報告会」を開催!

公開日 2005年01月19日

h17hokoku1.jpg

 3月3日(金),島根大学において,プロジェクト研究推進機構「平成17年度研究成果報告会」を開催した。報告会には、教職員や学生をはじめとする約120名が参加、各プロジェクトの今年1年の研究成果に聞き入った。
 今回の報告会は本機構の研究活動を広く周知することを目的としていると同時に,今年度の各プロジェクトの評価も兼ねており,本学役員や各プロジェクトに対して専門的な立場から評価を行う外部専門委員の方々を招き開催した。なお、来年度の研究計画は今回の評価結果を踏まえ検討、立案されることになっている。
 まず、はじめに報告したのは「健康長寿社会を創出するための医工農連携プロジェクト」で、地元特産の西条柿の悪酔い防止効果に着目した研究や、骨折手術の際に患者自身の骨から骨折治療で使うねじを手術室で短時間に加工することができる装置の開発などを報告した。次の「汽水域の自然環境再生研究拠点形成プロジェクト」では、水質浄化機能と植物の生長を促す効果を発揮するポーランスコンクリート主体の湖岸整備用植生基盤を開発したことを報告,「中山間地域における住民福祉の向上のためマネジメントシステムの構築」は島根県雲南市にて行った,アンケート調査の結果から「生き甲斐」要因の定量的検討結果などを報告した。最後の,「S-ナノテクプロジェクト」は高品質なp型酸化亜鉛超微粒子を安価で簡単に作ることのできる「ガス中蒸発法」を開発したことなど発表した。
 また、萌芽・特定・寄附研究部門の各部門のプロジェクトはポスター展示により今年度の研究成果を披露,短い時間であったが,研究成果を熱心にアピールした。
 当日は、各プロジェクトの成果報告に対して、熱心な参加者による活発な質疑応答がなされ、今後の更なる研究成果が期待される報告会となった。

h17hokoku2.jpg
萌芽・特定・寄附の各部門プロジェクトも
ポスターにより成果を報告した

h17hokoku3.jpg
研究成果に聞き入る参加者