第3回ナノテク導入研究会「島根におけるナノテク研究の更なる発展に向けて」 及び「S-ナノテクプロジェクト 平成17年度成果報告会」を開催

公開日 2005年01月19日

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 本機構の重点研究門「S-ナノテクプロジェクト」主催の第3回ナノテク導入研究会「島根におけるナノテク研究の更なる発展に向けて」が3月10日(金)、本学総合理工学部3号館多目的ホールにおいて開催された。
 今回の研究会は2部構成となっており、午前の部では「S-ナノテクプロジェクト」の重点材料のひとつである酸化亜鉛に関する招待講演が行われた。講演を行ったのは物質・材料研究機構の大橋直樹氏と岐阜大学大学院・箕浦秀樹教授で、それぞれ「酸化亜鉛の構造・物性制御~光・電子応用に向けて~」、「酸化亜鉛/色素ナノハイブリッド薄膜の作製とフィルム型カラフル太陽電池への展開」と題して、講演を行った。
   午後の部では、本研究プロジェクトの平成17年度成果報告が行われ、プロジェクトが精力的に取り組んでいるサブテーマのうち「酸亜鉛及びその複合材料・デバイス」「新規チタン酸バリウムBaTi2O5」など、5つの分野7件の成果報告が行われた。
 当日は多くの方々が参加し、「低コスト」「簡易」「実用性」をキーワードに島根大学独自のナノテクノロジーの発展を目指して取り組んだ今年の研究成果に参加者は熱心に耳を傾けていた。