「松江歴史マップ」を中国・寧夏回族自治区人民政府へ寄贈

公開日 2006年01月30日

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 平成17年度に、島根大学と独立行政法人情報通信研究機構けいはんな情報通信融合研究センター(NICT)が共同研究により開発したデジタルコンテンツ「松江歴史マップ(改訂版)」(CD・外国語版)が, 6月5日(月)、中国・寧夏回族自治区人民政府へ14部、寄贈された。
 「松江歴史マップ」は、昨年度改訂版を制作する際、日本語版でだけでなく、新たに外国語版(英語・中国語・韓国語)も作成。松江市での活用、ひいては島根県内の観光事業での活用や、松江市の姉妹都市(アメリカ・中国・韓国)への提供を目指してきた。そしてこのたび、製作に携わった、本機構の萌芽研究部門「島根県における歴史的文化遺産の景観復原に関する学際的研究」のプロジェクトメンバーの一人が,「平成18年度日中友好国際協力活動島根県民交流団」に参加し、寧夏回族自治区を訪問、人民政府への寄贈となった。なお、寧夏回族自治区は島根県と、銀川(寧夏回族自治区首府)は松江市と友好提携を結んでおり、本学も寧夏大学と大学間交流提携を結んでいる。
 また、6月4日(日)には県民交流団の一部のメンバーが寧夏大学外国語学院日本語学科学生と共に、寧夏大学を訪問。寧夏大学外国語学院と島根大学・寧夏大学国際共同研究所へも1部ずつ寄贈した。
 今後「松江歴史マップ」は、観光事業や寧夏大学外国語学院での日本語教育などで活用される予定である。
 今回の寄贈は、寧夏回族自治区との交流を深めると共に、わが国で開発された技術を広く紹介することのできたすばらしい機会となった。

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写真上:寧夏回族自治区人民政府への「松江歴史マップ」贈呈式にて(左:寧夏回族自治区人民政府外事弁公室 景湛国副主任、
   右:「島根県における歴史的文化遺産の景観復原に関する学際的研究プロジェクト」プロジェクトリーダー 舩杉力修法文学部助教授)
写真下:島根大学・寧夏大学国際共同研究所への訪問