米国テキサス大学ダラス校と交流協定書を締結しました

公開日 2007年01月31日

 島根大学と米国テキサス大学ダラス校(University of Texas at Dallas)は、8月10日(金)、両大学の研究機関の教育と研究活動における関心を高めることを目的に、協定書を締結した。
 テキサス大学ダラス校はノーベル賞を受賞したAlan G. Mac Diarmid教授をはじめとして幅広い分野の研究者を擁し,幅広い分野の研究者が協力してナノスケールの新しい科学,技術を発展させ、世界のトップクラスにある大学である。なお,Alan G. Mac Diarmid教授は最近、逝去されたが,そのDNAは継承され,スタッフはますます充実している。
 この協定書は、2004年に島根県と米国テキサス州が調印した、地域における産業振興と新たな雇用創出を目指す合意書の趣旨に基づいた交流をきっかけに、2006年2月に島根テキサス産業交流ミッションで訪問した際,同大との交流が密となり、今回、締結のはこびとなったものである。今後、テキサスプロジェクトのナノテクノロジー分野を中心に交流を推進していく。なお、本学とテキサス州の大学間協定締結は初となる。
 両大学の教育・研究活動の関心を高める目的達成のため、(1)相手研究機関の教員、研究員および職員を招聘し交流を促進、(2)相手研究機関の学部学生と大学院学生を数期に渡る学業あるいは、研究期間の間受け入れる、(3)研究に関するシンポジウム、会議、短期間のコース、研究会を組織、(4)両大学の研究機関のナノテクノロジー研究について、理解と解析の程度を深めるなど、共同研究と継続した教育プログラムの遂行、(5)両大学での研究機関での教育の改善、学生の教育および研究に関する情報交換などを進めていくこととしている。
 さっそく、本学の重点研究プロジェクトの一つであるS-ナノテクプロジェクトにかかわる若手研究者が、9月中旬から研究交流のために渡米する。また、カーボンナノチューブ研究で世界的な活躍をしているAnvar A Zakhidov教授が来日し、本学に来学される可能性も模索中である。

大学名 テキサス大学ダラス校
国名 アメリカ合衆国
協定書名 日本国・島根大学とアメリカ合衆国・テキサス大学ダラス校交流に関する協定書
有効期間 2007年8月10日~2010年8月9日(3年間)