講演会「島根県西部の産業振興を目指した産官学の取り組み」を開催しました。

公開日 2007年01月31日

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 10月19日(金)、講演会「島根県西部の産業振興を目指した産官学の取り組み」が、島根県益田市市民学習センターにおいて開催された。これは、本学の重点研究プロジェクト「汽水域の自然・環境再生研究拠点形成プロジェクト」や島根県、益田市などが主催し、島根県西部の産業振興を目的として開催されたもので、産官学の取り組み事例や今後の展望が報告された。島根大学の8名もの研究者がまとまって県西部において講演会を行うのは初めてであり、地元の期待は高かった。
 講演会では、始めに「汽水域の自然・環境再生研究拠点形成プロジェクト」のうち、水環境修復技術、底質活用、流域統合管理法開発の3チームから産官学の取り組みが報告された。続いて益田地域の企業、事業所との共同研究による産業振興の取り組み事例として「高津川のキラリ輝くアユのブランド化を目指して」、「益田産 新しい石材開発について」の2題が報告され、共同研究による成果が披露された。また、この他本学で今年度から新たに始まった地域再生創出事業「環境管理・地域資源活用人材養成ユニット」についての紹介も行われ、参加者は様々な取り組みに聞き入っていた。
 最後には、本学教員から県西部の産業振興に向けた産官学連携の今後の展望について講演があり、今後の産官学連携の可能性について意見交換が行われた。講演会には、行政関係者や市民ら約130名が参加し、県西部の産業振興に対する期待と関心の高さが伺うことができた。

【写真:県西部の産業振興に向けた産官学の取り組みを報告する野中資博生物資源科学部教授】