「島根大学S-ナノテクプロジェクト 3年間の成果と今後の展望」を開催しました。

公開日 2007年01月01日

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 3月17日(月),本学総合理工学部多目的ホールにおいて,島根大学ナノテク研究会「島根大学S-ナノテクプロジェクト3年間の成果と今後の展望」が開催された。S-ナノテクプロジェクトは,平成16年に本学の重点研究プロジェクトの一つとして,「簡易」「低コスト」「実用性」をキーワードに独自のナノテクノロジーを進展させ,地域の新産業創生に貢献することを目標に結成されたものである。
 報告は,同プロジェクトの「酸化亜鉛」「チタン酸バリウム」「超伝導薄膜」「熱電変換材料」の4つのサブテーマ順に行われ,医学への応用,製品開発,さらには新たな物質の発見など,それぞれの担当者が詳しく報告した。
 また,今回の報告会には,来学中の米国テキサス大学ダラス校ナノテク研究所のアンバー・ザキドフ教授も参加し活発な意見交換が行われた。そして,今回は関東地方などの遠方からの企業関係者の参加も多数みられ,本プロジェクトの全国的な展開が伺うことができた。
 最後には,来年度以降の展開について,これまでの研究成果を基に,ナノテク医工学分野のプロジェクト,あるいは島根県の産業界や自治体と連携した産官学プロジェクトの立ち上げを検討していることが披露され,今後の活動にも大きな関心が寄せられた。

【写真:島大発のナノテクノロジー技術の関心の高さを伺うことができた報告会】