島根大学サイエンスカフェ「食の安全と健康増進」を開催

公開日 2007年01月01日

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 本年度本年度最後となる島大サイエンスカフェ「食の安全と健康増進―正しい知識と実践でPPK(ピンピンコロリ)―」が,3月21日(金)松江テルサで開催された。
 今回は,本学産学連携センター地域医学共同研究部門の中村守彦教授を講師に,近年,大きな関心が集まっている健康食品の安全性と機能性を話題に,開催された。
 同教授は,近年は空前の健康食品ブームとそして予防医学の時代であり,これを背景に食の安全への関心が高まっていることを説明し,正しい知識と実践により健康で長寿を全うするために食品における知っておくと役に立つ情報を紹介した。例えば,保健機能食品(特定保健用食品(トクホ)+ 栄養機能食品)とは,国が安心・安全,機能性を保証したものであり,これらの健康食品の中には,医薬品とほとんど変わらないものもあり,米国では医療に使用されていること,また,健康食品の機能性の証明の手順や安全性試験の仕組みも説明し,参加者は通常では知ることが難しい話に興味深く聞き入っていた。
 当日は,講演内容についての質問だけでなく,来年度からのサイエンスカフェの開催についての質問も多数あり,今後も継続して行われるのか,是非継続してほしいとの声が聞かれた。