「ハイドロジェルの医療応用技術」についての講演会が開催されました。

公開日 2008年02月01日

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 5月27日(火),出雲キャンパスで本学客員教授である北テキサス大学のアラップ・ネオギ先生による「ハイドロジェルの医療応用技術」についての講演が行われた。  本学では、本年度より総合理工学研究科と医学研究科の博士後期課程に両研究科の教員が共同で教育を行い、医療や理工学の融合分野で活躍できる人材の育成を行う連携プログラムを設置したところである。
 今回の講演は、出雲キャンパス 理工・医の連携プログラムで学ぶ両研究科の学生が対象。両研究科の学生や研究者など多くの出席者があった。内容は、 デザートに使われるゼリーと同じような材料であるハイドロジェルを使ってがんの治療に使える薬物を目的とする場所に送達し、副作用の少ない治療を可能とする技術などの医療分野での新しい応用に関するもので、講演の後は活発な議論が行われた。

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 ハイドロジェルについては、本年度からスタートするプロジェクト研究推進機構の重点研究S-匠ナノメディシンプロジェクトの研究テーマとしてしても、取り上げ られており、講演会に先立ち、プロジェクトメンバーと共同研究に関する打ち合わせも行った。
  なお、今回は北テキサス大学の大学院生3名も出席し、2ヶ月間島根大学に滞在し、7/17まで両キャンパスでの研究交流を行う予定である。

【写真:(上図)講演をするアラップ・ネオギ准教授
  (下図)打合せの様子 】