S-匠ナノメディシンプロジェクト「ナノバイオExpo2009」に出展

公開日 2008年02月02日

 プロジェクト研究推進機構の「S-匠ナノメディシンプロジェクト」は,2月18~20日に東京ビックサイトで開催された「ナノバイオExpo2009」に出展しまし た。  
 この展示会は,ナノテクとバイオの融合ビジネスの発展を目指して開催されたもので,世界最大のナノテク展示会「nano tech 2009 国際ナノテクノロジー総合 展・技術展」などと同時開催されました。これらを含めて今回も国内外から多数の企業・団体が出展,47,272名が来場し,会場は熱気に満ちていました。  

 本プロジェクトのブースでは,「酸化亜鉛ナノ粒子を用いた蛍光標識剤」,「血清DNA分解酵素の高感度迅速簡便診断法」,「ハイドロジェルと分子標的薬剤を 用いた悪性腫瘍に対する新たな治療戦略の基礎研究」,「近赤外蛍光標識技術の開発」,「安全性評価」の5つの研究テーマについて展示を行いました。安全性 が高く低コストなナノ材料の医療応用に取り組む島根大学のユニークな研究に対し医療関係者はもとより,新しいナノ材料を求める企業関係者や海外からも 多くの来場者があり,用意したパンフレットが初日でなくなるなどすべての研究テーマが人気を集めました。この他,昨年度までの重点研究S-ナノテクプロジェ クトの出展の際の来場企業が本年度も多く再来場し,海外出展者からの留学希望や海外企業からのサンプル販売の希望もあり,島根大学のナノテクノロジーの国内外での評価が高まりつつあることを実感できました。

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S-匠ナノメディシンプロジェクトの展示の様子

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会場の様子