特別教育研究経費（研究推進）
ヒト後期発生段階における脳・臓器の調和的な組織形成の数理科学的解明
―医学と数理科学の融合による人体発生過程に発現する複雑性の理論的解明―
　国際シンポジウム
　　「発生現象の解析：生活習慣病の胎生期起源の解明に向けて」
International Symposium
Analyses of Developmental Phenomena:
Toward the elucidation of the developmental origins of diseases


　日　時：平成２１年１０月３０日（金）　 　９：３０～１２：００ (Part I)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 １４：００～１７：４５ (Part II)
　
　場　所：島根大学　医学部 講義棟２階会議室 　　　　　　
　　　　　　　〒693-8501 出雲市塩冶町89-1（島根大学・出雲キャンパス）
　　　　　　 　島根大学　総合理工学部３号館６階　数理第１総合演習室（遠隔講義）
　　　　　　　　〒690-8504　松江市西川津町1060　（島根大学・松江キャンパス）

Part I　（9：30～）
1. Project overview I: Hiroki Otani　大谷　浩　（島根大学医学部）
2. Cross-ratio analysis of morphological and evolutional development of the limbs in humans
　　 and mammals.:「非調和比によるヒトおよび哺乳類の四肢の形態発生および形態進化の解析」
　　　　　Jun Udagawa　宇田川　潤　（島根大学医学部）
3. Statistical analysis for harmonized development of systemic organs in human fetuses.:
　　「ヒト胎児の臓器の調和的発生に関する統計解析」
　　　　　Kanta Naito　　内藤　貫太　（島根大学総合理工学部）
4. Three dimensional mathematical modelling of pronuclei migration for the mouse.:
　　Torbjörn Lundh
　　（Chalmers University of Technology and Göteborg University, Sweden)

Part II（14：00～）
5. Project overview II: Hiroki Otani　大谷　浩　（島根大学医学部）
6. Re-evaluation of Japanese mother and child health on the standpoint of Fetal Origins of Adult.
　　Disease theory.: 「成人病胎児期発症説からみた日本の母子保健を再考する」 　　
　　　Hideoki Hukuoka　福岡　秀興（早稲田大学胎生期エピジェネティックス制御研究所）
7. Maternal LIF contributes to fetal development via a LIF-ACTH-LIF signaling relay pathway.:
　　「母親由来の白血病抑制因子はLIF-ACTH-LIFシグナル伝達によって胎児の発生に関与する」 　
　　　Toshihisa Hatta, Eriko Simamura and Hiroki Otani
　　　　八田稔久、島村 英理子、大谷　浩*（金沢医科大学、*島根大学医学部）
8. Ror2 is required for midgut elongation during mouse development.:
　　「Ror2はマウス中腸の伸長に重要である」
　　　Makiko Yamada　山田　真紀子（島根大学医学系研究科博士課程４年生）
9. Non-canonical Wnt signaling and its relationship with human diseases.:
　　「Non-canonical Wntシグナル伝達とその異常によるヒト疾患」 　
　　　Yasuhiro Minami　南　康博（神戸大学医学部）

連絡先：島根大学 医学部 解剖学講座発生生物学　大谷　浩
〒693-8501 出雲市塩冶町89-1 （0853）20-2102

本シンポジウムは大学院医学研究科博士課程および医科学専攻修士課程の講義相当となります。学部学生の参加も歓迎しますので、気楽においで下さい。