H21年度都市エリア産学官連携促進事業成果報告会が開催されました

公開日 2009年02月02日

 平成22年3月11日(木),テクノアーク島根(松江市北陵町)において,平成21年度文部科学省委託事業H21年度都市エリア産学官連携促進事業成果報告会(宍道湖・中海エリア)『環境にやさしい材料を用いた次世代照明デバイス・新エネルギー関連技術による新産業創出』が開催されました。
 本学プロジェクト研究推進機構における第一期重点研究プロジェクトにおいて生まれた「酸化亜鉛薄膜・ナノ粒子」などの材料技術を中心とした産学官連携への取り組みが,今年度,文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(一般型)に採択されました。この採択を受けて,現在,島根県と島根大学では,開発した材料技術を基盤として,発光・太陽電池・環境負荷低減技術に関連した材料から応用製品にいたる差別化技術の確立を目指して研究に取り組んでいます。  
 本報告会は,平成21年度の研究成果を広く公開し,今後の事業化に繋げていくために開催されました。 研究成果報告では,研究代表者の藤田恭久教授(総合理工学部)による,本事業の基盤である「酸化亜鉛(ZnO)薄膜成長・ナノ粒子生成技術と光機能性デバイスの開発」や「次世代照明デバイス・応用製品の開発」の取り組みをはじめ,塩村隆信技術部長(島根県産業技術センター)の「都市エリア事業における産業技術センターの取り組み ―面状発光デバイスの熱解析および新規蛍光体の開発と応用―」,山田容士准教授(総合理工学部)の「光エコデバイス用透明導電膜の開発」,中村守彦教授(島根大学産学連携センター)の「酸化亜鉛(ZnO)ナノ粒子による医療・食品応用技術の開発」について,それぞれ成果発表が行われました。
 産学官関係者など,会場一杯に参加者が集い,本事業の研究成果及び進捗状況について認識を深めました。

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代表者 藤田 恭久 教授(総合理工学部)

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山田 容士 准教授(総合理工学部)

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中村 守彦 教授(産学連携センター)