「科学・技術フェスタin京都」に出展しました。

公開日 2010年02月13日

 平成22年6月5日(土),国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)において科学・技術フェスタin京都(平成22年度産学官連携推進会議)が開催されました。(主催:内閣府,総務省,文部科学省,厚生労働省,農林水産省,経済産業省,国土交通省,外。)
 今回は,科学・技術フェスタ in 京都と名称を変更し,例年とは異なり,産学連携だけでなく高校生も参加できるイベントとして開催され,プロジェクト研究推進機構から「S-匠ナノメディシンプロジェクト」,島根大学として「地域資源循環型社会の構築」プロジェクトの流域グループが参加しました。

S-匠ナノメディシンプロジェクトの展示
 「低コスト」「簡易」「実用性」を兼ね備えた材料をもとにした「安心」「安全」なナノ医療材料の開発として,癌の早期診断などに応用できる酸化亜鉛蛍光標識剤,抗菌剤含有ナタデココによる治療技術開発,ハイドロジェルによる薬物送達システム,圧電性や近赤外蛍光性をもつ新規ナノ材料,安全性評価技術,産学官連携への展開などについて紹介しました。 

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S-匠ナノメディシンプロジェクトのメンバー
総合理工学部藤田教授と医学系研究科学生(医理工農連携プログラム)

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S-匠ナノメディシンプロジェクトの説明を行う医理工農連携プログラムの学生
高校生も来場し,ナタデココの研究などに興味を持っていただけました。

 

島根大学人口マクロポアによる土壌環境修復
(地域資源循環型社会の構築プロジェクト「流域統合グループ」)

 近年土地管理の粗放化と気候変動の影響により劣化が進み,本来の機能が果たせなくなっている土壌環境の機能回復を目指した,「移流・分散制御による土壌中への効果的な溶質拡散」の技術と効果について紹介しました。

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(右から)森也寸志 生物資源科学部准教授と井出淳一郎教務職員

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展示の様子