島根大学のナノテクプロジェクト・ナノテク展示会に出展

公開日 2010年02月13日

 プロジェクト研究推進機構の第1期重点研究プロジェクトの研究成果は現在,宍道湖・中海エリアの地域イノベーションクラスタープログラム(都市エリア型),島根大学の重点研究部門「S-匠ナノメディシンプロジェクト」,特定研究部門「たたら製鉄におけるナノテクノロジーの結晶学的解明」,萌芽研究部門「チタン酸化物系新熱電変換材料の実用化基礎研究」(萌芽研究プロジェクトとしては平成21年度末で終了)などへ発展しています。  
 この度,2月16~18日に東京ビックサイトで開催された世界最大のナノテク展示会「nano tech 2011 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」にこれらのプロジェクトが合同で出展しました。 また,「S-匠ナノメディシンプロジェクト」は併催の展示会である「ナノバイオExpo2011」にも単独出展しました。   
 これらの展示会は,ナノテクノロジーやナノバイオ関係のビジネスの発展を目指して開催された国際展示会で,国内外から多数の企業・団体が出展,46,502名が来場し,会場は熱気に満ちていました。
 島根大学の特徴である簡易な技術で作成できる安価で環境に易しい実用的なナノテクノロジー材料は新エネルギー,省エネルギー,環境浄化などに応用できる環境技術として人気が集まりました。また,これらの材料を使った「S-匠ナノメディシンプロジェクト」における安全な蛍光標識剤やナタデココの歯科応用,ナノ材料の安全評価技術などが注目を集めました。
 今回の出展は島根大学のナノテクシーズを多くの企業にアピールできたことに加え,3ヵ国の大使館から招待を受けるなど海外からの来場者も多く,国際的にも注目を集めました。

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