世界初!酸化亜鉛ナノ粒子塗布型紫外線発光ダイオードを開発

公開日 2011年02月13日

 島根大学では,2004年~2007年にS-ナノテクプロジェクトを組織し,簡易な技術で作成できる安価で環境に易しい実用的なナノテクノロジーの開発を行ってきました。このプロジェクトは現在,宍道湖・中海エリアの都市エリア産学官連携事業,島根大学のプロジェクト研究「S-グリーン・ライフナノ材料プロジェクト」(代表者:総合理工学部 藤田 恭久 教授)へと発展しています。
 この度,本プロジェクトにおいて,世界で初めて酸化亜鉛(ZnO)ナノ粒子塗布型紫外線発光ダイオードを開発しました。これは紫外線発光するZnOナノ粒子塗布型発光ダイオードで,ガラス基板上に窒素ドープZnOナノ粒子を塗布する構造のため,単結晶基板やエピタキシャル成長が不要です。この発光ダイオードの開発により低コストな固体照明装置の実現が期待できます。  
 この研究成果については,2012年2月15日(水)~17日(金)にかけて東京で開催される「nano tech 2012(第11回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」において発表を行う予定です。
●「nano tech 2012」
 (国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)のトップページのニュースリリースに島根大の記事が掲載されました。
 http://www.nanotechexpo.jp/index.html   (PDFデータはこちら。)
 島根大学ナノテクプロジェクト