本学の重点プロジェクトの「S−グリーン・ライフナノ材料プロジェクト」及びナノテクプロジェクトセンターの勉強会を兼ねて，去る平成２５年６月２０日（木）に，島根大学医生物ラマン研究会の第5回講演会を，生物資源科学部１号館２階の大会議室において開催しました。本研究会は，重点プロジェクトの成果を学内に広く応用展開する目的で発足したものです。
　講演会では，講師として京都大学　生命科学系キャリアパス形成ユニットの石北央先生をお招きして，「蛋白質活性部位に存在する短い水素結合とプロトン移動」という演題で，理論科学の立場から，光合成反応中の水素結合ネットワークを介したH+移動に関する専門的なお話などを，１時間に渡って丁寧に解説していただきました。教員・学生など70名を超える参加者があり，講演後の討論会でも積極的な質疑応答が行なわれました。

講演会の様子