公開日 2016年02月14日
7月3日(日)に出雲市稗原地区で第2回「稗原マルシェ」(主催:稗原マルシェ実行委員会)が開催され、生物資源科学部農林生産学科の1年生6名と3年生2名が企画運営に協力しました。稗原地区特産の黒米、抹茶、コンニャクを用いたスイーツとドリンクのオリジナルメニューを学生が考案し、マルシェ内の農家レストランにおいて販売しました。予想を上回る多くのお客様にお越しいただき、用意したメニューがすぐに完売となる盛況ぶりでした。 今回の「稗原マルシェ」への協力企画は、島根大学農林水産業の六次産業化プロジェクトセンターおよび島根大学COC事業「地域志向教育研究経費」の事業の一環として実施しました。稗原地区の方々と交流しながら、地域農産物の活用について一緒に考え、その商品化や調理・加工、販売について学ぶ機会となりました。このマルシェ当日に向けて、4月下旬には特産のコンニャクイモの種芋の植え付けを行い、5~6月には地元JA女性部の方々とのメニュー検討・試作会を重ねてきました。里山の豊かな自然の中で、どのような農産物がどのように生産されているかを知ることから始まり、それらをいかに調理・加工すべきか、また、どのような工夫をすればお客様に喜んでもらえるのか、「食べるまでが農業」をテーマに掲げ、試行錯誤をしながらの準備となりました。
この事業は、地域の農産物の生産から加工、販売、消費までの六次産業化を考えるベースとなるとともに、住民の方々と連携した地域活性化の取り組みとなりました。「稗原マルシェ」は継続事業とのことです(次回、今秋予定)。今後も島根大学は連携協力して取り組んでいく予定です。
ちなみに、4月に植えたコンニャクイモが十分に大きく育って収穫できるようになるのは4年後だそうです。
今回参加した1年生が大学を卒業する頃には、自身で植えたコンニャクイモでできた商品が完成していることを期待しています。また、この取り組みに継続的に協力してくれる学生も随時募集中です。詳しくは農林水産業の六次産業化プロジェクトセンターまでお問い合わせ下さい。
http://www.rokujika.shimane-u.ac.jp/
コンニャクイモの植え付け
稗原産アズキ、黒豆、抹茶を用いた
どら焼きの製造
農家レストランで学生が
考案したメニューを販売
軽トラ市にて生産者おすすめの
農産物を手に取る