公開日 2017年08月01日
7月15日に「出雲南部農業活性化に向け行動する会(仮称)」との共催で出雲市所原町にて座談会を開催しました。出雲南部の稗原・朝山・乙立・佐田地区は,中山間地で狭隘な農地が多く,担い手のほとんどが高齢者で,近年は耕作放棄地や鳥獣被害なども増加してきています。この地域の現状から,今後どのように農業・地域の活性化を行っていくのか,「出雲南部地区に暮らし続けたい!」をテーマに掲げて,地域の未来を考える活発な意見交換の場となりました。地元の生産者,営農組織,JA関係者,女性部などからおよそ30名の出席がありました。
大学からはプロジェクトセンターの活動を紹介するとともに,地域おこしや商品開発,ビジネスモデル構築の事例紹介,地元の在来作物や品種開発(発掘)の必要性などの提案を行いました。また,各地区のJA営農指導員の方々より農業生産の現状や問題およびその打開策案について話題提供がありました。さらに座談会後の懇親会では各地区の女性部で作られた料理も提供していただき,地元の加工品に関する意見や議論も深めることができました。
地域の課題や展望について意見・情報を共有できたことから,この座談会を契機として,今後,この地域と大学とで連携して活性化に向けて取り組んでいきたいと考えます。
農林水産業の六次産業化プロジェクトセンター
座談会担当:江角智也・髙田晋史
〈本件に関する問合せ〉
農林水産業の六次産業化プロジェクトセンター
E-mail:rokujipro@life.shimane-u.ac.jp