公開日 2016年03月09日
農林水産業の六次産業化プロジェクトセンターにおける地域特産品の価値創出と普及活動の一環として、1月21日(土)10~18時にイオン松江店1階食料品売り場(青果物コーナー)において 「出雲おろち大根」の販売促進活動を行いました。
これまで「出雲おろち大根」の生産物は注文販売や道の駅の直売所等での流通が主でしたが、今シーズンは島根・鳥取両県のイオン10店舗で試験販売が実施されています。出雲地域を中心に生産された「出雲おろち大根」が、昨年12月から毎週100本出荷・販売されています。昨年末には 年越しそばと合わせた販売も行われました。
当日は植物育種学研究室の大学院生2名,学部生1名がPR用の法被を着て野菜売り場に立ち、声かけや調理法の説明、また、試食の提供を行いました。今回の試食は「豚肉との炒め物」、加熱調理により辛味は消える一方で、大根の甘味・旨味が引き出され、老若男女問わず高い評価をいただきました。
来店者の多くはテレビや新聞などで「出雲おろち大根」の存在を知っている一方、今まで入手し難かったのが現状でした。今回この辛味大根を探し求めていた方々にも御提供できたことから、これまでの活動による知名度上昇とファンの増加を実感することが出来ました。当日立ち会った「出雲おろち大根」 育成者の小林教授も、調理説明をしながら松江地域における着実な普及度アップを確信しました。
今回の試験販売成績を踏まえて、来シーズン以降の全国レベルでの販路拡大が検討されます。島根県・鳥取県の方はお近くのイオンで現在「出雲おろち大根」販売中です。島大発の地域特産物の全国展開を期待して、是非ともこの冬の季節だけの「出雲おろち大根」をご賞味ください。