ナノメディシン国際シンポジウムにおいて医・生物ラマンプロジェクトセンターとナノプロジェクトセンターの外国人助教が活躍

公開日 2014年12月04日

 平成26年12月4日(木)~12月6日(土)に愛媛大学で開催された日本ナノメディシン交流協会他主催の8th International Symposium on Nanomedicineにおいて,島根大学研究機構戦略的研究推進センターにおける,医・生物ラマンプロジェクトセンターとナノテクプロジェクトセンターの外国人助教を含めて島根大学から4件の研究発表を行いました。本シンポジウムはナノテクプロジェクトセンターの藤田恭久センター長が運営委員長として開催に携わりました。  
 会議では医・生物ラマンプロジェクトセンターのHemanth Noothalapati特任助教がこれまで困難であった生きた細胞の代謝の解析をラマン分光で解析する研究について招待講演を行いました。ナノメディシン分野では,ラマン分光を使うことはまだ一般的ではないため,新しい取組として大変な感心を集めました。

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ラマン分光の医生物応用について講演するHemanth特任助教
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座長を務めるLin特任助教

 ナノテクプロジェクトセンターのLin Jie特任助教はナノ粒子を用いて近赤外光を可視光に変換する効率を高める技術と植物やがん細胞のイメージングについてポスター発表を行いました。これは北テキサス大学と共同で進めている研究です。Lin特任助教は講演の座長も務めました。
 両名ともシンポジウムで活発な討論を行い,招待者のパーティの最後ではスピーチを依頼されるなど島根大学の先進的な研究と活力をアピールすることに貢献しました。これらの活躍はポスドク(博士研究員)の立場ではできないことです。参加者からは,ポスドクではなく,教員として外国人を採用している島根大学の国際化への取り組みに感心が集まっていました。