概要
本プロジェクトでは、島根大学旧奥谷宿舎がある松江市城北地区を中心にした出雲地域における近世・近代の「ひと・まち・なりわい」について調査研究し、その資源化によって「地域まるごとミュージアム」化をはかることを目的としています。
研究内容・成果活用
具体的内容は、以下の3項目を柱にしています。
A. 旧奥谷宿舎(建築・居住者)・旧松江高校(学校史・人物)等に関する調査研究と資源化
B. 旧奥谷宿舎周辺〜松江・出雲の歴史・文学等に関する調査研究と資源化
C. 旧奥谷宿舎を核にした「地域まるごとミュージアム化」、「まちづくり」に関する調査研究と実践
A〜Cの個別的課題を、【〈ひと〉と〈まち〉】、【〈まち〉と〈なりわい〉】、【〈ひと〉と〈なりわい〉】の関係の中で把握し、研究者はもとより市民・県民に明解かつ具体的に提示します
研究期間終了後は、明らかになった歴史・文化資源を素材に、旧奥谷宿舎をサテライト・ミュージアムやサテライト教室として運用していくうえでの展示・教育コンテンツとして活用し、さらにはこれを核とした周辺一帯の「まるごとミュージアム化」や「まちづくり」に役立てていきます。
図 旧奥谷宿舎を取り巻く様々な歴史・文化資源を「まるごとミュージアム」化