オープンデータ解析モデルの構築と地域への効果の研究

概要

 本プロジェクトでは、地域の行政等が公開するオープンデータに加えてソーシャルネットワークマップに集積する民間データ等のビッグデータを集積・解析するツールをRubyで構築すると同時に、集積されたデータを統計的手法によって分析することによってビッグデータ・オープンデータの活用による地域マネジメント(街づくり・健康福祉)の研究や経済効果の研究を行います。
 オープンデータがもたらす効果について手法面・データ面から検討を加え、最終的には、

  1. 期待される効果の種類と規模
  2. 推計のために整備が望まれる基礎データ
  3. 政策を推進するにあたっての推計値の受け止め方 

 の3点についての検討を行います。
 島根大学では「オープンデータを活用したソーシャルネットワークマップ」の構築が進んでおり、行政等が公開するオープンデータに加えて民間データ等のビッグデータの集積が可能です。これらのデータを活用して統計的分析を行う意義は大きく、また、データを集積・解析するツールを、オープンソースRubyを使って構築することによって大学を含め、産官学で進める地域IT産業振興に与える効果が期待されます。 さらに、ビッグデータ・オープンデータの活用による地域への効果を直接推計することは、この分野での研究に島根大学が貢献するだけでなく、地域の振興にも貢献することにつながります。

      
      松江ソーシャルネットワーク

研究内容

 行政等が公開するオープンデータに加えてソーシャルネットワークマップに集積する民間データ等のビッグデータを集積・解析するツールをRubyで構築します。 ビッグデータ・オープンデータを活用して地域マネジメント(街づくり・健康福祉)を進めている先進地域の事例調査を進め、またビッグデータ・オープンデータを活用した地域マネジメントや経済効果に関する先行研究をまとめます。 研究成果を学会で発表すると同時に、先進地域の研究者・関係者を招聘したシンポジウムを開催します。

研究者紹介

プロジェクトリーダー 野田 哲夫(法文学部・教授)
 本田 正美(戦略的研究推進センター・助教)        石川 健(法文学部・教授)
 丹生 晃隆(産学連携センター・准教授)           平川 正人(総合理工学研究科・教授) 
 濱野  強(戦略的研究推進センター・講師)         高清水 直美(評価室・講師)

連絡先

  野田 哲夫   TEL  0852-32-6164 E-mail  nodat@soc..shimane-u.ac.jp 
                                 *迷惑メール防止のため、@を全角で表記しています。