寧夏プロジェクト
概要
島根大学と寧夏大学の長年の研究・教育の交流に基づき、2005年、寧夏大学構内に島根大学・寧夏大学交際共同研究所が設立されました。こうした研究条件を活かしつつ、本プロジェクトにおいては、日中両国の条件不利地域における経済・社会・生態の改善に関する理論・政策研究を日中共同で実施し、若手研究者の教育・交流や中国西部地域研究の拠点作りを目指しています。
研究内容・成果活用
毎年、国際学術ワークショップを開催し(2010年度は島根大学、今年度は寧夏大学で開催予定)、 これまでの日中双方の研究蓄積を確認、協力関係を強化するとともに、新たな研究分野の拡大や中国・寧夏周辺の大学との学術ネットワークの構築を行っています。 現地調査を相互に行う取り組みや上記のような国際ワークショップの開催により、共同研究推進の条件を高めています。
成果物としては、保母武彦・陳育寧編『中国農村の貧困克服と環境再生』(花伝社, 2008年4月)を刊行しています。
以上のように、国際共同研究所を核として、島根大学と寧夏大学との研究ネットワークを固め、新たな分野や日中双方の他大学とのネットワークの確立を目指しています。
今年度は「寧夏南部山区を中心とする条件不利地域の経済、社会、生態の発展・改善に関する社会科学及び医工農等の各分野の共同研究を創出する」という国際共同研究所の目標のもと、園芸作物の流通状況調査やめん羊の飼育をはじめとした農村部における貧困克服の方策、退耕還林政策の実態分析、循環型都市形成にかかる日中双方の比較研究など、広範な分野にわたる研究班を編成し、現地調査や現地研究者との共同研究を進めています。
写真:島根大学・寧夏大学国際共同研究所
寧夏回族自治区・南部山区における
退耕還林政策対象地区の風景
研究所について詳しくはこちら
研究者紹介(H25年度)
プロジェクトリーダー 関 耕平 (法文学部・准教授) | |
伊藤 勝久(生物資源科学部・教授) | 一戸 俊義 (生物資源科学部・教授) |
谷口 憲治(生物資源科学部・教授) |
木原 康孝(生物資源科学部・講師) |
米 康充(生物資源科学部・助教) | 上園 昌武 (法文学部・准教授) |
劉 海涛(特別協力研究者) | 孫 萌 (人文社会科学研究科・修士課程) |
連絡先
関 耕平 TEL 0852-32-6161 E-mail sekik@soc.shimane-u.ac.jp
*迷惑メール防止のため、@を全角で表記しています。