本研究の目的
研究内容・成果活用
以下の3つのサブテーマに分けてプロジェクトを進めます。
A.簡易脱リンシステム
簡易脱リンシステムの試作品を作成し、小型合併浄化槽に組み込んで性能試験を行います。性能試験の結果に基づき、適宜改良を加え、リン除去率が90%程度となるまで高度処理化を図ります。
B.簡易脱窒システム
簡易脱窒システムの試作品を作成し、小型合併浄化槽に組み込んで性能試験を行います。性能試験の結果に基づき、適宜改良を加え、窒素除去率が90%程度となるまで高度処理化を図ります。
C.資源としてのリンの回収技術
脱リン除去されたリンから資源としてのリンを回収する技術の開発を目指します。
研究成果活用
宍道湖・中海はラムサール条約湿地に登録された日本有数の湖沼であり(H.17.11.8)、良好な状態で子孫に残すため、積極的にその水質保全に取り組むことは、地元の大学としての責務と言えます。また、本研究の成果は、宍道湖・中海のみならず、他湖沼の水質保全にも有効な技術となるものであり、島根大学から発信する意義は大きいものと考えています。
島根県の高度処理人口普及率(下図参照)を琵琶湖を抱える滋賀県と同レベルまで向上させることが私たちの願いであり、最終目標です。
研究者紹介(H22・H23年度)
プロジェクトリーダー: 清家 泰(総合理工学部・准教授)
共同研究者: 奥村 稔(総合理工学部・教授)
連絡先
清家 泰 TEL 0852-32-6425 E-mail yseike@riko.shimane-u.ac.jp
*迷惑メール防止のため、@を全角で表記しています。