ICTを活用した次世代型地域福祉クラスタ

概要

本研究プロジェクトでは、工学、医学、看護学、福祉学の学際的な研究者、さらには地域の福祉機器製造・レンタル・販売事業者、介護事業者、特別支援学校などと情報通信技術(ICT)を活用した次世代型地域福祉クラスタを形成することにより、高齢者および障がい者の生活の質(QOL)を高め、介護者の負担を軽減することを目指します。さまざまなデータを計測・解析する機能を有する福祉機器を開発し、医療、介護、福祉サービスおよびさらなる福祉機器の開発・提供への有用性を評価します。

研究内容

 本プロジェクトでは、これまでに連携して研究開発を行ってきた「タブレット端末によるコミュニケーションおよび回想支援」、「ブレーキアシストを搭載した歩行車による高齢者の移動支援」、「モーションセンサによる不随意運動の解析」について、次世代型地域福祉クラスタへの融合を目指し、使用履歴等のデータを計測する部分および各種サービスに向けたデータの解析および可視化の研究開発を行います。研究開発にあたっては、メンバのそれぞれの専門分野においてインタビューやアンケート、フォーカスグループなどを実施し、計測項目および解析・可視化手法を決定・評価します。さらに、重点研究などの大型競争資金獲得に向け、関連分野の研究者、企業などとの連携を図ります。

   

研究者紹介(H27年度)

プロジェクトリーダー 廣冨 哲也(総合理工学研究科・准教授)

 原  祥子(医学部・教授)             京 俊輔(法文学部・准教授)
 山田 泰寛(総合理工学研究科・助教)        馬庭 壯吉(医学部付属病院・准教授)
 蓼沼 拓(医学部附属病院・助教)          小黒 浩明(医学部附属病院・講師)
 中村 守彦(産学連携センター・教授)         丹生 晃隆(産学連携センター・准教授)

連絡先

  廣冨 哲也    TEL 0852-32-6480   E-mail  hirotomi@cis.shimane-u.ac.jp 
*迷惑メール防止のため、@を全角で表記しています。