山陰地方における地域社会の存立基盤とその歴史的転換に関する研究

概要

  山陰地方における地域社会の存立基盤とその歴史的変容過程を明らかにします。具体的には、18世紀から現在までのうち、とくに歴史的転換期に着目し、かつて地域社会が遭遇した存立の危機の克服過程、および山陰地方において人口減少が進行する歴史的要因と地域が抱える課題について明らかにします。

研究内容

 石見東部の海岸地域を主たる研究対象とし、当該地域における人口の増減や地域的分布の変化を明らかにしたうで、その変化の原因を分析します。具体的には、産業の盛衰、流通構造や交通体系の変化、経済政策や産業計画、金融資本の動向などについて検討し、人口の変化の理由を明らかにします。  これらの研究成果については、市民講座などを通じて地域住民にお知らせするとともに、地域がかかえる課題の検討を踏まえ、やがては自治体の産業支援政策などに関して提言を行うことなどを予定しています。
               
         
                 大田市温泉津町今浦の海岸(主な研究フィールドの1つ)

 

研究者紹介(平成25年度)

☆プロジェクトリーダー 小林 准士(法文学部・准教授)

   竹永 三男(法文学部・教授)          橋本 貴彦(法文学部・准教授)
   渡邉 英俊(法文学部・准教授)         作野 広和(教育学部・准教授)
   伊藤 康宏(生物資源科学部・教授)      廣嶋 清志(法文学部・名誉教授)
   仲野 義文(石見銀山資料館館長)       鳥谷 智文(松江工業高等専門学校)
   藤山 浩(島根県中山間地域研究センター・研究企画監)

連絡先

小林 准士   E-mail  junji@soc.shimane-u.ac.jp
*迷惑メール防止のため、@を全角で表記しています。