中山間地域における住民福祉の向上のための地域マネジメントシステムの構築
概要
中山間地域は国土面積の三分の二を占めていますが、人口は僅かで、しかも高齢者比率が高く、全国平均より十数年高齢化が進んでおり、 来る高齢化社会の縮図ともいわれています。住民福祉(幸せ)を最大化することが地域行政の役割であり、住民福祉は、いかに住民の「健康」を増進し、 「生き甲斐」を創出するかという問題に帰着すると考えられます。本研究では、「健康」と「生き甲斐」を科学的に検討しその増進を促進し、 さらに住民福祉向上のための地域マネジメント手法を開発し、中山間地域の自治体への政策的支援を行おうとするものです。
本研究の特徴は、まず第一にフィールド調査(健診による医学的データの収集、 大規模意識調査による社会・人間・環境の諸関係のデータ収集)により、「健康」と「生き甲斐」の因子を特定し、それらにもとづき政策提案を行います。 第二には、単なる政策提案にとどまらず、地域の協力のもとで社会実験によりその妥当性を検討しようとする点です。
研究者紹介
プロジェクトリーダー 伊藤 勝久(生物資源科学部・教授)
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連絡先
伊藤 勝久 生物資源科学部 地域開発科学科 農林・資源経済学講座
TEL・FAX 0852-32-6547 E-mail itokatsu @life.shimane-u.ac.jp
*迷惑メール防止のため、@を全角で表記しています。